AI関連分野における特許審査事例
韓国特許庁から「AI関連分野における特許審査事例」に関する資料が配布されました。ここでは、機械学習基盤のAI関連発明に関する審査事例が説明されています。機械学習基盤のAI関連発明は、AI学習を通じて特定の機能を遂行することに特徴があるコンピュータ・ソフトウェア関連発明と定義され、AI学習モデリング発明とAI応用発明に区分されています。
AI学習モデリング発明とは、学習データ(学習に利用するために収集される原始データ(raw data)を意味する)と学習モデル(学習アルゴリズム及び/又はデータ前処理を含んだ学習方法を含む)をベースに学習されたモデルを生成することに特徴がある発明です。例えば、学習モデル演算の加速化方法、データ正規化方法、学習モデルの自動生成方法などがあります。
AI応用発明とは、様々な技術分野使用目的用途による動作を具現する「機器ハードウェア」によって決定において発明が解決しようとする課題を成し遂げるために、学習データ及び/又は学習されたモデルを応用して特定の機能を遂行することに特徴がある発明です。例えば、AI自律走行ロボット、AI医療機器、又はAIを活用したBM発明などがあります。
[情報元]特許法人KOREANA
「韓国特許庁の『AI関連分野における特許審査事例』資料ご紹介」|September 1, 2020
[担当]深見特許事務所 溝口 正信