ミュンヘン第一地方裁判所判事とドイツ弁理士が来所されました。
2022年9月27日(火)に、ミュンヘン第一地方裁判所よりアナレナ・クライン判事と、Michalski ∙ Hüttermann & Partner事務所よりアロイス・フッターマン弁理士が来所されました。
欧州単一効特許(UP)・統一特許裁判所(UPC)制度に関するレクチャーを弊所所員向けに行っていただき、レクチャー後は活発な質疑応答・意見交換も行なわれました。
<講師プロフィール>
● アナレナ・クライン氏(Judge Anna-Lena Klein)
ミュンヘン第一地方裁判所 判事
クライン判事は、ミュンヘン第一地方裁判所の第21(特許)部の一員である。2014年12月からミュンヘン第一地方裁判所で裁判官を務めており、2018年からは知的財産法に関するさまざまな役職に就いている。
また、いくつかの知財案件において調停裁判官を務め、2018年から2021年まで、ミュンヘン第一地方裁判所の副報道官も務めた。2011年から2014年まで、バイエルン州首相府に出向しており、出向期間中は、特に欧州知的財産法およびUPCに従事。ヴュルツブルクとミュンヘンで法学を学び、ニューヨークと香港で数ヶ月を過ごした。
● アロイス・フッターマン氏(Prof. Dr. Aloys Hüttermann)
Michalski ∙ Hüttermann & Partner パートナー弁理士
ニーダーライン大学 名誉教授
知的財産所有者協会(IPO)欧州実務委員会 副委員長
デュッセルドルフのMichalski ∙ Hüttermann & Partner法律事務所の設立パートナー。化学の学位と博士号を取得し、2006年よりドイツおよびヨーロッパ特許弁理士の資格を有する。同年、Michalski ∙ Hüttermann & Partnerを共同設立。
特許法に関する教科書を含む知的財産分野の出版物のほか、統一特許制度に関する書籍の著者および解説書の共編著者、有機化学の教科書の共著者。主な分野は、出願、訴訟、デューディリジェンス、M&A、FTO、ライセンス契約など、知的財産権に関するあらゆる分野。