2024年4月18日(木)に第6回 IP Webinar ~裁判例に学ぶ出願戦略と争訟戦略~ を開催致しました。

2024年4月18日(木)に、第一法律事務所と深見特許事務所の共催による第6回IP Webinar ~裁判例に学ぶ出願戦略と争訟戦略~ を開催致しました。

講師: 弁護士法人 第一法律事務所 弁護士 村上 光太郎

    弁理士法人 深見特許事務所 国際特許部 上席 弁理士 赤木 信行

~概要~

 今回は、独占禁止法との抵触を理由に特許権の権利行使が権利濫用に該当するとした原審の判断を知財高裁が覆した事例について取り上げました。特許法と独占禁止法とはトレードオフの関係にあり、特許権の権利行使が独占禁止法が規制する競争者の取引を「不当に妨害する」行為に該当する場合には、独占禁止法違反を理由に権利濫用と判断される場合があります。

 そこで、第6回IP Webinarでは、特許権の権利行使と独占禁止法が規制する競争者の取引を「不当に妨害する」行為との関係についての判断を示した知財高裁令和4年3月29日判決(令和2年(ネ)第10057号)を取り上げ、解説致しました。