国内裁判例・審決例レポート

国内裁判例・審決例
レポートアーカイブ

国内裁判例・審決例レポート 2025年 第2号

「微細結晶」事件

(知財高判令和5年7月13日 令和4年(行ケ)第10064号)

 

概要

(1)審決取消訴訟において、進歩性の判断の誤りが争点となった事例。

(2)裁判所は、進歩性に関し、甲1結晶発明に相反する周知技術(相違点1、2)を敢えて採用することは当業者が容易に発明をすることができたものではないと判断した(特許庁審決の判断を支持)。

国内裁判例・審決例レポート 2025年 第1号

「携帯端末の遠隔操作用デバイス」事件

(知財高判令和5年12月5日 令和5年(行ケ)第10011号)

 

概要

(1)審決取消訴訟において、進歩性が争点となった事例。

(2)裁判所は、引用発明において周知技術を用いることで、当業者が容易に発明をすることができたものとして本件発明の進歩性を否定した(特許庁審決を維持)。